子供のための個人賠償責任保険の選び方

成長すればする程、子供は活発になりますよね。また、学校に入るとクラブ活動や部活動など行動範囲も広がります。とても嬉しいことですが、子供同士のトラブルや他所の子供に怪我をさせてしまうことなど心配する気持ちも大きくなるのではないでしょうか。そんないざというときに備えておける保険の一つに「個人賠償責任保険」があります。

個人賠償責任保険とは?

個人賠償責任保険とは、第三者に不意に損害を与えてしまった時に補償される保険です。もっと簡単な言葉で説明すると、「日常生活で意図せずに他人の所有物を壊したり、他人に怪我をさせたときに弁償代や治療費が支払われる保険」です。月々数百円の保険料から加入が出来て、免責額(保険金が支払われた場合でも最低限自己負担しなければいけない額)も他の保険商品よりも低く、多くは5,000円程度で設定されています。詳しくは 個人賠償責任保険・特約とは?

また、多くの個人賠償責任保険には「示談交渉サービス」が付帯しています。示談交渉サービスは、トラブルや事故が起きた際に、保険会社の専任担当者が被害者と示談書や示談金の交渉・取り交わしを行ってくれるものです。不注意で起きた事故やトラブルの事象を客観的に整理して、トラブルを解決するとなると、素人同士ではかなり難しいものです。だからこそ、この示談交渉サービス付きの個人賠償責任保険が役に立つと言えます。

補償された例

個人賠償責任保険では、子供が責任無能力者であるという考え方をしますので、不意で起きてしまった事故・トラブルは勿論ですが、子供同士のケンカや興味本位で「えいっ!」と物品を壊してしまった場合も補償対象となります。※ただ、子供が中学生〜社会人となると責任能力があるとみなされて、13歳以上の子供のケンカは補償対象から外れる場合が殆どです。

  • 子供同士のキャッチボールで近くに駐車してあった車の一部をヘコませてしまった
  • 幼稚園で子供がケンカをしてしまい他所の子供に怪我をさせてしまった
  • 部活中に投げたボールが他の生徒の顔にあたり通院を余儀なくされた
  • 自転車通学をしている子供が不注意で事故を起こした
  • 目を離した隙に子供がお店を走り回って陳列していた商品を壊してしまった など

補償されない例

個人賠償責任保険は、下記のような場合は補償対象外となりますので、注意が必要です。

  • 暴力など故意で起こした事故
  • 仕事中の事故
  • プライバシーの侵害や知的財産を巡る事故
  • レンタル品や人から借りてきたものを巡る事故
  • 精神疾患者が起こした事故
  • 保険契約者・同居親族内で起きた事故
  • 離婚歴のある未婚の子が起こした事故
  • 環境汚染や自然災害による事故やトラブル
  • 自動車・バイクの運転中の事故(自転車は対象)

1人が加入すれば家族全員が被保険者扱い

個人賠償責任保険は、家族の誰か一人が加入していれば子供や配偶者も被保険者扱いとなります。つまり、親が加入していれば子供が起こした事故・トラブルも補償対象となります。ですので、お子さんのために個人賠償責任保険に加入したいと考えるなら、御両親が加入するということも選択肢にいれておいても良いかもしれません。

月々の保険料はたったの数百円

気になる保険料ですが、個人賠償責任保険の場合は月々150~500円のものが殆どです。年間に直しても10,000円以下なので、お財布にも優しいです。また、解約した場合は返戻金があるものもあります。(※自動車保険・傷害保険にオプションとして付帯させた場合のみに限る)

子供のための個人賠償責任保険の選び方

いざ加入する個人賠償責任保険を選ぶとなると、いろいろな事故やトラブルがイメージできて、どのような内容で契約すれば良いか迷う方も多いかと思います。子供のことを中心に考えて個人賠償責任保険に加入する場合は、下記のポイントを抑えておくことをお勧めします。

①補償額は1億円以上のものを

子供が起こしたトラブル・事故で弁償したり賠償金を支払うとなっても、所詮数十万円だろうと想定している方が多いですが、実は家計圧迫だけではなく一生償わなければならないような賠償金が発生することもあります。過去に未成年の子供が起こした自転車事故で1億円近くの賠償金支払い命令が下されたケースもあります。ですので、個人賠償責任保険の補償限度額は1億円以上のものを念のため用意しておくことをオススメします。ニュース 自転車事故で9,500万円の賠償金支払い命令

また、各保険の補償限度額を超えるものは示談交渉サービスの対象外と設定される場合があります。これは保険会社が一生懸命示談交渉を行っても、保険会社の賠償金負担額が減る見込みがなく、時間や労力を割く意味がないとみなされてしまうケースです。この場合だと、お金を払って弁護士を雇うしかなく、結局負担額が大きくなってしまいます。ですので、補償額はケチらずに厚めに補償として準備すべきと言えます。

②委託先は大手が安心

個人賠償責任保険は、クレジットカードや自動車保険や傷害保険に付帯させて契約するスタイルが一般的ですが、保険商品によっては自社が保険サービスを提供する部門を持たず、委託会社が保険業務を行っている場合があります。ですので、加入前には委託先がどこの会社かしっかり確認することが重要になってきます。大手であればある程、過去実績もあり示談交渉サービスの質なども上がってきますので、本当の意味で安心出来ると言えます。

③ライフスタイルにあったものを

個人賠償責任保険の加入にあたり、いくつか選択肢があります。大きく分けて、クレジットカードに保険を付帯させるか、自動車保険・傷害保険にオプションとして契約するかです。それぞれ内容に大差はないのですが、一番お手軽なのは年会費無料のクレジットカードを発行して保険を付帯させる方法です。しかし、車を運転する方はその他自動車向けの補償が手厚く用意されていることなどから自動車保険に付帯させる方法がオススメです。また、傷害保険に加入している(もしくは加入を検討している)方は、まとめて契約・保険契約内容の管理がしやすいことから傷害保険に付帯させて個人賠償責任保険へ加入することもオススメです。それぞれライフスタイルにあったものを契約しましょう。

④重複加入に注意

既に傷害保険や自動車保険に加入している方は、契約内容に個人賠償責任保険が含まれている場合があります。ですので、お申し込みの前に契約内容を再度確認する事をお勧めします。仮に重複加入していたとしても、補償額の合算は不可となります。

加入方法・オススメの個人賠償責任保険

加入方法は、クレジットカードに個人賠償責任保険を付帯させるか、自動車保険・傷害保険にオプションとして個人賠償責任特約を契約する方法があります。一部ですが、ここで当サイトで人気の個人賠償責任保険を紹介します。全てを比較したい方は、コチラの個人賠償責任保険・特約 比較表で探してみて下さい。

クレジットカード

JCB トッピング保険 オススメ
月額 ¥150
対象 本人・家族・子供(未婚)・監督責任対象者
補償額  1億円
示談交渉  あり
特徴  個人賠償責任保険で最安の保険料!内容も非常にスタンダードかつ安心出来る水準です。さらに交通事故による死亡・後遺障害は、100万円まで補償されます。(委託先:損保ジャパン日本興亜)
入会方法  JCBブランドのカードに入会後、WEBで申込。
JCB Rカード申込ページ(公式)
FAQ→ JCB Rカードの申込前によくある質問

三井住友カード ポケット保険 自由設計コース 人気
月額 ¥140~¥160
対象 本人・家族・子供(未婚)・監督責任対象者
補償額  1億円~3億円
示談交渉  あり
特徴  月額保険料によって補償額が変わります。いつでも内容の変更はWEBで出来てしまうので、かなりお手軽で補償内容を調整しやすい保険です。(委託先:三井住友海上火災保険株式会社)
入会方法  三井住友エブリプラスカード入会後、WEBで申込。

エブリプラスカード申込ページ (公式)

FAQ→ エブリプラスカード申込前によくある質問

楽天カード 個人賠償責任事故補償プラン
月額 ¥220
対象 本人・家族・子供(未婚)・監督責任対象者
補償額  1億円
示談交渉  あり
特徴 女性向けのカードですが、男性でも申込可能。個人賠償責任保険の内容は平均的なものの、楽天系サービスを利用する方にはポイントが貯まりやすいのでオススメ。(委託先:三井住友海上火災保険株式会社)
入会方法  JCBブランドのカードに入会後、WEBで申込。

イオンカード ネットでかんたん保険 
月額 ¥260~540
対象 本人・家族・子供(未婚)・監督責任対象者
補償額  1億円
示談交渉  あり
特徴  死亡・後遺傷害は400万円まで補償されます。月額掛金を高くする程、死亡・後遺傷害への補償内容が手厚くなるほか、¥430~540のプランは借り物も対象になる受託賠償責任が補償内容に含まれます。(委託先:損保ジャパン日本興亜)
入会方法  イオンカード入会後、WEB上で申込

イオンカード申込ページ(公式)

傷害保険

コープ共済 個人賠償責任保険 人気
月額 ¥170
対象 本人・家族・子供(未婚)・監督責任対象者
補償額  1億円
示談交渉  あり
特徴 主婦の方から人気の保険。傷害保険だけではなく医療保険と契約することもできます。
入会方法 最寄りのコープ共済にて契約。

三井住友海上 ケガの保険 日常生活賠償責任特約
月額 ¥150
対象 本人・家族・子供(未婚)・監督責任対象者
補償額  3億円
示談交渉  あり
特徴 保険料が安い上に、補償限度額が3億円まで設けられています。また、裁判の費用などもカバー出来る内容となっています。
入会方法 ケガの保険に加入五後、 別途オプション追加。

自動車保険

おとなの自動車保険 個人賠償責任特約 人気
月額 契約者によって異なる
対象 本人・家族・子供(未婚)・監督責任対象者
補償額  無制限
示談交渉  あり
特徴 補償額の上限がない個人賠償責任特約。おとなの自動車保険に加入している方のみ契約できます。
入会方法 おとなの自動車保険加入後、オプションで契約。

損保ジャパン日本興亜 THEクルマの保険 個人賠償責任特約
月額 契約者による
対象 本人・家族・子供(未婚)・監督責任対象者
補償額  無制限
示談交渉  あり
特徴 海外での事故・トラブルも対象となります。国内の補償限度額は無制限とされていて、国外は1億円までです。弁護士費用特約もオプションとして追加出来るので、いざというときに万全に備えたい人にはオススメの保険です。
入会方法 THEクルマの保険を契約後、オプションで追加。

アクサダイレクト 自動車保険 ファミリープラス
月額 契約者による
対象 本人・家族・子供(未婚)・監督責任対象者
補償額 3,000万円
示談交渉  あり
特徴 非常にスタンダードな補償内容ですが、少し補償限度額が低めです。万全に備えたい方は他の自動車保険に乗り換えるか、クレジットカードに付帯させる個人賠償責任保険をご検討ください。
入会方法 アクサダイレクト自動車保険加入後、オプション追加。

実際に個人賠償責任保険を利用することになった方へ

いざトラブルや事故が起きた際には、保険会社へ連絡しますが、下記の書類を求められる事が殆どなので、証拠として残しておきましょう。

保険証券、保険会社が定める事故状況報告書、示談書(またはこれに代わる念筆など)、保険金請求書(領収書)、損害を証明する書類・写真

結論:子供のために加入しておくのが良い

いかがでしたか?子供は何をしでかすかわからないものですが、このように備える個人賠償責任保険の存在もあるので是非検討してみてください。過去事例からいくと、1度大きな事故を起こしてしまうと精神的ダメージは勿論、人間関係や家計にまで影響を及ぼしかねません。

また、トラブルや事故を起こした相手のお子さんや御両親と気まずくならないためにも早期かつスムーズな解決をしたいものです。そんなときに保険会社が示談交渉を行ってくれたり、賠償金支払いをする用意が出来ているといろいろな意味で心強いですよね。ですので、私は子供の為に個人賠償責任保険へ加入することをオススメします!

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